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3:なぜ絵を描くのか、その理由は?

 

水彩で何を描くか? テーマを決めて、何を描くかを決めたい。と考えましたが、その前に解決するべき課題が、そもそも「私は、なぜ絵を描くか?」ということに答えを出すことでした。

リスペクトする方の一人であるAPU 学長、出口治明さんの著書「還暦からの底力」(講談社現代新書)にこんな一文があったので引用させていただきます。ここになぜ絵を描くのか、私の答えのヒントとなった一文です。

『いくつになっても、自分の価値を高めていくのは

とても楽しいことです』

これからの人生をこころ豊かに暮らしていきたいと考えていたとき、この文に納得、共感を覚えました。

 

そして価値を高めるには感性を磨くことであると思い当たり、感性を磨く方法、しかも楽しみながら行えるものとして「絵」を、その中でも取り組みやすく、かつ奥の深い「水彩画」を描くことを選びました。

 

何だか堅苦しく理屈っぽいのですが、長く広告の世界で生きてきた者にとっては、とても腹落ちする答えでした。

 

そこで感性を磨くことを前提にさて、何を描くか?それを見つけるために自分の感性のアンテナがどのような「もの」に反応するか、描くことを前提に、何にこころが動くかを丹念に確かめていきました。

 

長居公園水彩画

近くの公園にある植物園の中を流れる小さなせせらぎと木立。梅雨の中でしっとりした空気がうれしい。

【まとめ】

・なぜ絵を描くのか? それは自分の価値を高めていきたいから。

・価値を高めるためには「感性」を磨くこと。風景、情景をただ眺めるだけではなく、何かのメッセージを受け取る力を養うこと。

・絵を描く行為を通して感性を磨き、価値を高めること。

 

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