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こころの風景 スケッチ:こころの風景

こころの風景 6

雪の金閣寺

風景画金閣

人生を振り返ってみるとき、何気なく、ふと頭に浮かび上がる風景がある。その一つが今回の「雪の金閣寺」。
学生時代、北区の衣笠山の麓にある集合下宿で1年だけであったが過ごしたことがある。京都の夏はとても暑く、また冬はとても冷え込む。

ある日の早朝、夜からの雪が降り積もっていて、友人と一緒にきっと綺麗であろう雪の金閣寺へ行こうということになった。下宿からは歩いても15分ほどで、朝一番は人がいず、白と金のコントラストが印象的であったことだけがいま記憶に残っている。

今回は以前、秋に撮影していた金閣寺をもとに、あの時見た風景は多分こんなであったと想像し描いてみた。

絵はその時のきらびやかな印象ではなく、何となくセピアがかったものになってしまったが、これも遠い日の記憶ということでいえばいいのかも知れない。

 

【水彩画 こころの風景とは】

街を歩いていると、思わずカメラで撮影したくなる風景に出会うことがあります。
そんな風景は例えば母に連れられた歩いた土手道だったり、小学校への通学路の公園、高校へ向かう時の駅など、思い出にまつわるものが多く、その記憶を確かめながら、それを「こころの風景」として描くテーマ1としました。

 

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