横浜開港記念会館
こども専門写真館のブランド担当として在職中、毎年春に開催されるイベントが横浜の「みなとみらい」にあるイベント会場「パシフィコ横浜」へ展示スペースの監修に3年ほど続けて出向いていた。イベント開催日前日に設営を終わらせると、そこから2日後の撤収までは自由時間が多い。そんなとき街歩きを楽しんだ。
横浜は港周辺をはじめ多くのこころに残る風景があり、今回の横浜開港記念会館はその内の一つ。この建物は大正6年完成、その後関東大震災で火災にあったが、昭和2年に復元再建された。
時計塔は高さ36mで愛称は「ジャックの塔」、神奈川県庁本庁舎の「キングの塔」、横浜税関本関庁舎の「クイーンの塔」の「横浜三塔」の一つである。
身近な神戸とはまた違った街の空気を思い出しながら、その時撮った写真を見て塔だけを描いてみた。もう一度訪れる機会があれば、今度はその場でスケッチすることを是非やってみたい。
【水彩画 こころの風景とは】
街を歩いていると、思わずカメラで撮影したくなる風景に出会うことがあります。
そんな風景は例えば母に連れられた歩いた土手道だったり、小学校への通学路の公園、高校へ向かう時の駅など、思い出にまつわるものが多く、その記憶を確かめながら、それを「こころの風景」として描くテーマ1としました。