兵庫県西宮市 阪神電車 「武庫川駅」
私の生家は兵庫県西宮市鳴尾町で、阪神電車本線の「武庫川駅」から歩いて10 分程度のところにあった。
その後大阪市内へ転居したのは6歳の頃であったが、いくつかの記憶は今も残っていて、駅にまつわるもの、例えば母に手を引かれて歩いた土手から川幅いっぱいに架かる珍しい駅の姿や、
武庫川はその当時まだ鮎も釣れていたのだが、父に連れられ釣の手伝いをしたとき川から見上げた駅、
駅前にあった眼科に通った時の差し薬の匂いなどが、今までも頭から離れないでいる。
そんな駅にまつわるノスタルジーをセピア色とブルーインクで描いてみた。
【水彩画 こころの風景とは】
街を歩いていると、思わずカメラで撮影したくなる風景に出会うことがあります。
そんな風景は例えば母に連れられた歩いた土手道だったり、小学校への通学路の公園、高校へ向かう時の駅など、思い出にまつわるものが多く、その記憶を確かめながら、それを「こころの風景」として描くテーマ1としました。
2020.05